Research

研究テーマ1|適応的モバイルネットワーク

モバイルトラヒックの時空間変動

モバイルトラヒックは爆発的な増大を続けている一方で,人口動態変化により時空間的な変動が顕著になっています.

適応的に再構成するムービングネットワーク

トラヒックの時空間変動が大きくなると,従来の通信ネットワークでは,設備効率の悪化やサービス品質の低下といった課題がありました.

これを解決するため,自動運転等の技術により自律的に移動する基地局と,柔軟な構成変更を可能とする光ネットワークから なる適応的ネットワーク(ABSORB)を提案しています.

在来線向け光バックホールネットワーク

適応的モバイルネットワークの適用シナリオの一つとして,在来線向けの光バックホールネットワークを提案しています.

ビークルセルコンセプト

新たなスモールセルネットワークの展開形態として移動基地局の設備機能の一部をユーザ(例えば自動車)に移し,報酬に対するドライバーの行動特性に基づく基地局機能の制御(オン/オフ)手法に関するコンセプトを提案しています.

研究テーマ2|災害時の通信ネットワーク復旧

自然災害による通信断絶

地震などの自然災害が発生すると,光ファイバケーブルの損傷やトラヒック集中による輻輳の発生により,インターネットにアクセスできなくなるケースがあります.SNS等のサービスが災害救助にも大きく貢献している現状を鑑みると,迅速なネットワーク復旧は社会的に重要な課題 と考えられます.

有線・無線ネットワークの協調復旧システム

上記の課題に対し,広範囲で迅速かつ広帯域の通信復旧を実現するための有線・無線ネットワーク協調復旧(NeCo)システムを提案しています.